四宮義俊 / SHINOMIYA YOSHITOSHI

四宮義俊に関する情報をお知らせ致します。


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『ファッジ』BG

 

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早いもので2月も目の前になってしまいました。
現在、作品の方は編集作業を行っています。まだまだ不慣れな道のりが残っていますが、
少しずつ2月の完成版へと近づいてます。今しばらくお待ちください。

前回に引き続いて、今回は作品の背景を何枚か載せていきたいと思います。
完成版に向けて修正を続けていますので、最終的に出力されるものとは、若干違ったものになっています。
背景の作画方法は、主に2つの方法で制作しています。

1つ目はペンタブレットを使ってPC上に作画する方法です。

2つ目は日本画等で制作した作品を写真撮影し、PCに取り込んだ上で調整しているカットです。
基本的に日本画の作品はサイズが大きすぎるので、スキャンが出来ません。

前回のエントリーでも描きましたが、動画に枚数をかけると、それだけ画面上では細かく動くのですが、
一枚絵で静止している動画や背景と、うごめいている動画は食い合わせが良くありません。

背景も全て動画で書く等の方法もあるのですが、スケジュール的なこともあり、今回の作品は一般的な、
一枚絵としての背景を合わせていく方法をとりました。その分、動画と背景のズレや質感の違いは処理の仕方が難しいところです。

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メインビジュアル用のもので企画書の段階でも使っていた絵ですが、
制作開始当初に描いたものを劇中用に修正したものです。

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お気づきの方がいらっしゃるかも知れませんが、手前の木はペンタブで作画したものです。
奥に描かれている植物は日本画で制作したものを写真撮影し、PCに取り込んだ上で調整したものです。
以前『ファンク』というタイトルで制作した作品を使用しています。

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[c-29]
このカットも元は手書きのものにパースをつけたりしています。

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背景の奥行き表現はこんな感じに切り分けられています。

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PAN用のカット。

作品自体は2月のメディア芸術祭から発表が始まりますが、
最終的な完成版はまた別な場所での展示を考えています。ご期待ください。
第15回文化庁メディア芸術祭
場所:新国立美術館:メディア芸術クリエイター育成支援ブーズ
日時:2月22日(水)〜3月4日(水)
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2011/outline/

四宮義俊公式サイト
http://shinomiya.main.jp
サラチ分析公式サイト
http://sarachi.michikusa.jp/#

 

 

 


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『ファッジ』作画編

前回の背景に続き今回は作画の行程について載せてみたいと思います。

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原画をスキャンしたもの。

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線の色調を整えた状態。この時点で、若干線の見え方も調整しています。
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彩色1段階目。ベースになる色を塗ります。
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彩色に段階目。バックに合わせ、最終的なテクスチャ等張り込みます。
背景を当てた状態。撮影時には背景とトラが、なじむようにエフェクト等をかけ、画面に統一感を出します。

 

 


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本日からのグループ展のおしらせ!

 

『干支(エト)セトラ展・辰 』
再掲ですが、本日1月10日から20日までギャラリー白水美術さんで、グループ展を行ってます。
お時間のある方、よろしくお願いします。四宮義俊はF4号サイズの『辰』の作品を2点を出品しています。

『参加作家』
安達博文・荒木亨子・オーガフミヒロ・金井訓志・金丸悠児・桜井美奈子・四宮義俊・高橋浩規・西野正望・長谷川由美・ヒロトミザワ・藤倉久美子・松岡歩・安岡亜蘭

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『ファッジ』撮影中!

 

『ファッジ』その2

2月に向けて毎日こもって制作してます。
作画作業はまだ終わってないのですが、音の編集の都合などもあるので、
途中経過ながら、完成の尺で映像を用意しなければならず、
素材のそろったものから撮影作業に入りました。

なかなか不慣れな作業なので、思うように進んでいませんが、少しづつ出来上がってきましたので、レンダリング中のものですが、載せていきます。
完成まではまだずいぶん作業が残っていますが、そのうちトレーラーも作りたいと思ってます。早く動く映像をあげたいなと考えてますので、もう少しお待ちください。

カラスやトラは今までもずいぶんと描いてきた気もしますが、以外と好きな角度からしか
描いてこなかったんだなぁと‥。
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作画作業について。
テレビなどのアニメーションでは1秒間を24分割し、同じ絵を3コマづつ撮影します。
つまり1秒間を8枚で描きます。
ですが、四宮の作画ではなかなか8枚では奇麗に動かないので、
1秒間を30分割し、2コマ〜3コマづつ撮影、1秒間を10枚〜15枚で動かしてます。
ちなみにフルアニメーションと言われるものはいろいろと解釈はありますが、一般的には24分割に1コマづつ作画します。つまり文字通り、1秒間を24枚で動かします。

こんな感じで書くと枚数が多ければ多い程、アニメーションとしての品質を補完しているような気になってしまいますが、
単純に枚数が多ければ、滑らかに動くものでもなく、作画されているポイントが的確かどうかの方が重要なような気がします。

 

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