映画のお知らせです。
映画「天心」でお世話になった松村克弥監督の最新作「サクラ花~桜花最期の 特攻~」が11月に公開されます。ドキュメンタリーを多く撮って来られた監督だけに戦後70年の節目に向かい合うように撮られた今作がどのような内容なのかとても興味深いですね。
11月4~6日、12月4日~6日渋谷ユーロライブ
この度、私の最新作「サクラ花~桜花最期の
特攻~」という作品を上映します。
主演は緒形直人、大和田健介、林家三平、
磯山さやか、渡辺裕之、語りは役所広司などの
顔ぶれがそろいました。
来月11月4~6日と、12月4日~
6日の6日間、渋谷ユーロライブで特別
上映し、出演者などゲストも予定しています。
極秘の「桜花」という実在した特攻部隊の悲劇を描き、
ほとんど機内だけを舞台に、沖縄戦に向かう兵士たちの
過酷な戦争の現実と、地獄を描きました。
しかも、70年前の他人事の昔話でなく
自衛隊派遣、安保法制の行方など、不穏な情勢の
中にいる日本の今に訴える内容です
皆様のお力で、この「サクラ花」も多くの方に
広めていただければ大変幸いです。
ご多忙の中、大変恐縮ですが、皆様のご来場を
心からお待ちしております。
監督 松村克弥
(映画「サクラ花」に寄せられたメッセージ)
「現実の特攻機の中を見て欲しい。老いた拳で涙を拭った」
エッセイスト・作家/海老名香葉子
「知られざる特攻兵器を題材にした、これぞ“空の『野火』”! 」
映画祭ディレクター/藤本高之
「この国にはかつて、カタルシスや救いが存在しない”戦争” があった。
どの戦争映画とも違う、生々しい血の感触。慈悲も美学もない死に
本物の戦争を感じた」
ミステリー作家 竹吉優輔(江戸川乱歩賞作家)
「戦争を知らない世代による戦争を知らない世代への伝え方が戦後
いう節目の中で、改めて問われる中、本作品は独自の重みを有して
ノンフィクション作家 小林照幸(大宅壮一賞作家)
「戦争の理不尽さが恐怖感を伴うかたちで描かれる。 この国の中枢のガバナン
ス能力のなさや、無責任体制は 70年経っても変わらないという事実だ。
安保法制が可決し、憲法改正が現実化しようとしている今だから
作品」
ノンフィクション作家 西牟田靖(「僕の見た大日本
帝国」著者)
「飛行機の中という密室で、大きな戦争を描いている。本当の戦場
感じさせてくれる」
戦場ジャーナリスト 吉岡逸夫